場の量子論を制覇しよう!

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タイムマシンなんて言わなきゃいいのにな

 現在2022年6月12日18時23分である。(この投稿は、ほぼ2999文字)

麻友「太郎さん。どうして、1時間くらい、原稿読んで、質問したり、しただけで、分かるの?」

私「この話、最初にボタンかけ間違うと、全部ダメになるから、きちんと、話すね」


私「まず、6月9日に、マックにいるときに、富岡さんから、電話があった。富岡さんと実名を挙げるのは、既に本人が、以下の本を書いているし、

以下の本の、筆頭訳者であり、

十分有名だし、それに、今回これを匿名で書いて、本人が、アイディアを盗まれた、と思ったりするようなことになると、困るなと、思ったからである」

若菜「お父さん。電話受けた段階で、ある程度、予想していたみたいでしたけど」

私「この前、最後に会ったのは、コロナ禍より前の、『時空の大域的構造』の発刊された本を受け取ったときかと、思っていたら、2020年11月23日にも会っているし、2021年2月8日にも会っている(
等式でなく合同式?(その2) - 相対性理論を学びたい人のために)。さらに、2021年10月16日に、ブログにコメントをもらって、返事を書いている(
円の価値が、下がっている - 女の人のところへ来たドラえもん)。かなり、やり取りしてたんだな。道理で、3年ぶりに会ったと、思えなかったわけだ」

結弦「お父さん。ブログって、もの凄く、役に立つんですねえ」

私「日付を管理するには、非常に便利なものなんだ。全文検索できるからね」

麻友「それで、電話で、もう、『タイムマシンを、作れそうな、アイディアが、あるんだ』と、聞いていたのね」

私「うん。私は、竜太のテクニカルメモという、富岡さんのブログで、いくつか、『ほんのちょっとだけ、過去に行ける』とかいう投稿を、見ていたので、さては、いらっしゃったな、という感じだった」

若菜「お父さんは、説明が、分かる自信が、あったのですか?」

私「多分、分からないだろうと、思っていた。ただ、富岡さんが、『こんな話、まともに聞いてくれるの、松田さんだけだから』と、言ってるし、聞いた上で、『ごめん、分からない』と、言うしかないかと、思っていた」


麻友「それで、昨日(6月11日)に、会ったのね。太郎さん達って、レストランに入って、いきなり、核心の話、始めるのね」

私「おしゃべりしてから、という悠長なことは、言ってられないんだ。向こうが、新しく書きかけた本の原稿を、渡してきたので、はしがきを、ちょっと見た後、目次を、見てみる。『第5章 未来制御法』というのがある。


私「未来制御法って、あるけど、未来って、普通に考えても、制御できるんじゃない?」

富岡「その章は、まだ書いてないけど、そういう意味じゃないんだ」


と、どんどん疑問に思ったところを、聞いていく」

私「さらに、私は、言わなければならないことを、言った。


私「アーベルが、若いとき。ああ、実際、アーベルは、26歳で死んでるから、全部、若いかも知れないけど、14歳か、15歳の頃ね。『5次方程式の解法を見つけた』と思い込んだことが、あるのね。その論文を、周囲の数学者に見せても、正しいか合ってるか、誰も分からなかったのね。それで、コペンハーゲンの数学者かな? ハンステーンだったかな? のところへ、送って、見てもらったんだ。そうしたら、ハンステーンにも、分からなかったんだ。ただ、ハンステーンが偉かったのは、『これは、正しいかも知れません。だけど、この方法で、具体的に1つ5次方程式を、解いてみてください』と、言ったことなんだよね。すぐに、アーベルは、具体的な5次方程式を、解いてみた。駄目だったんだよね(家に帰り、アーベルの伝記を調べ、これは、1819年頃、つまり17歳の頃と判明した。また、論文を読んでくれたのは、オスロにいたデゲンだった)。だから、これを、なんか簡単な予備実験で、確認できない?」

富岡「でも、これを、実験するには、量子光学を使うから、レーザーとか、・・・」

私「確かめるのに、予算が必要ということになると、予算だけ欲しいみたいになるよ」


というやり取りもあった」

私「さて、彼の未完の本を見ていて、


私「情報を、過去に送れると、なっているけど、情報だけ?」

富岡「今のところ、情報だけ」

私「まあ、情報でもいいや、例えば、3.11の、東日本大震災みたいなのが、起こったというのを、過去に伝えるってことは、まだ地震が起こる前の世界に、伝えるわけだね。全員を避難させるのに、30分あれば、なんとかなるかも知れない。30分前まで、送れるかな?」

富岡「いや、1秒前でも、難しいくらいで」

私「地震が、予知できるのなら、みんなをこちらに向けられるんだけどね」


さて、ここまでで、敗色濃厚なのだが、私は、ひとつ、前から気になっていたことが、あった。それは、量子情報の本に登場する、テンソル積の記号 {~\otimes ~} が、どういう意味で、使われているのか? ということだった。そこで、これを、聞いてみた。


私「この、テンソル積の記号は、どういう意味なの?」

富岡「例えば、サイコロで、上のメが、6だったら、裏側は、1じゃないですか。そういうとき、

{|6〉\otimes |1〉}

みたいに、書くんです」


このときは、分からなかった。だが、このテンソル積の記号の知識が、後で役に立つことになる」

麻友「過去に、情報を送るって、全然、具体的に仕組みが、分からないじゃない」

私「私は、分かっているのだ。富岡さんは、量子もつれという現象を、使おうとしていることも、相対性理論では、光より速く情報は伝わらないというのは、常識になっているのに、量子力学で、瞬間的に情報が伝わったように見える現象があり、実験的にも、確かめられていることを」

若菜「つまり、お父さんは、この雲をつかむような議論を、ある程度、理解しているというんですか?」

私「ある程度は、理解していた。同時刻の点に、瞬間的に、情報を送れるのなら、過去に情報を送れるというのは、以下の本で、学んであった。

ああ、ただ、もう22時45分になっちゃって、眠くなってきちゃった。続きは、日を改めて書こうと思う。何はともあれ、情報だけを送れるのなら、タイムマシンなんていう、誤解されやすい名前を、付けない方が、良いのではないかな? と、私は、思ったんだ」

麻友「じゃあ、おやすみ」

若菜・結弦「おやすみなさーい」

私「おやすみ」

 現在2022年6月12日22時49分である。おしまい。