場の量子論を制覇しよう!

量子力学から始めて場の量子論までを制覇する試みです。ブログの先頭に戻るには、表題のロゴをクリックして下さい。

私の量子力学の進捗

 現在2022年12月12日20時38分である。

麻友「もう。遅いわよ。早く、ガロアの復習しなきゃ、ならないのに」

私「ゴメン」

麻友「あっ、でも、太郎さん。今、何か、計算してた」

私「量子力学を、久し振りに、進めていたんだ」

若菜「『量子力学の冒険』は、進んでませんが」

私「マジにやっている方で、今、グライナーの1巻の第4章にいる」

結弦「『量子力学の冒険』すら、読んでいない、僕達には、全然分からないだろうけど、ちょっと、教えてよ」

私「本当は、4章にいるということは、まだ序の口なんだ。シュレーディンガー方程式すら出てきていない」

麻友「シュレーディンガー方程式って、『量子力学の冒険』の、最後の方で、やっと到達するものじゃ、なかった? それが、出てきてないから、序の口って、一体何処で、出てくるのよ?」

私「この本では、第6章が、シュレーディンガー方程式だ」

若菜「その本、何章まであるのですか?」

私「第17章まである」


結弦「それで、平気に、1巻とか言ってる、何巻読むつもりなの?」

私「このグライナーの1巻は、これだけで、良く纏まっている。そして、2巻は、対称性で、群の話なのだが、これに関し、J.J.サクライの『現代の量子力学』の初版を持っていて、多分それで、補える」

麻友「対称性は、J.J.サクライに、任せると?」

私「本当は、任せない。数学の本で、

を、読もうと、準備してある」

麻友「結局その、群の表現というのが、重要なのよね」

私「分かってるじゃん。特待生!」


麻友「それで、J.J.サクライの後は、どうするの?」

私「その後までは、まだ、あまり決めてない。それだけ読んであれば、ランダウに挑戦できるかなと、希望的観測をしている」

麻友「それと、ワインバーグは、どれくらい近いの?」

私「とんでもない。それだけ、読んであって、やっと、ワインバーグが、読み始められるかな? というレヴェル」

麻友「あ~、だから、東京大学の大学院の素粒子の研究室受けるとき、『他の人はどれくらい勉強してきますか?』というのに、『ペスキンやワインバーグを読んだ子達が、入ってきますからね』と、言われて、太郎さんが、愕然としちゃったんだ」


結弦「いわゆる、若き俊英というのは、どういう勉強を、してるの?」

私「まず、切磋琢磨している。ハイゼンベルグが、量子力学を、作れたのは、横に、パウリがいたからだ」

麻友「パウリが凄かったというのは、若菜へも、言ってたわね」

若菜「パウリの Wikipedia は、凄かったです。21歳で、百科事典の一般相対性理論の項を、執筆してるって、実は、お父さん、実物持っているんですよね」

私「驚くなかれ、あの藤居君は、高校時代に、文庫に入る前の、

この講談社の版の訳本で、勉強してあったんだ。大学に入るまで、一般相対性理論に、手を出していなかった私は、藤居君に、

私「どの本で勉強してたの?」

藤居「ウォルフガング・パウリの本です。でも、訳本で、誤植が多くて、共変テンソルが、反変テンソルになってたりして、苦労しました」

という話を聞いて、不勉強だったなと、後悔した」

若菜「入学早々、向こうは、18歳、お父さんは、19歳で、こういう会話をしているものなんですねえ」


私「余りいい加減なことを、言ってもいけないのだが、グライナーの口ぶりや、色々な文献から推察するに、どうも、強い力と言われているものが、実験的に検証するのが、難しくて、まだ、完全には、捉え切れていないようなんだ。一応、クオークモデルというのは、完成しているけど、そもそも、なぜ電子の電荷にマイナスを付けたものが(要するに素電荷が)、{e=1.602~176~634 \times 10^{-19} \mathrm{C}} と、定義して良いのか? とか、温度とエネルギーの換算係数のボルツマン定数というものが、{k=1.380~649 \times 10^{-23} \mathrm{J~K^{-1}}} と、定義して良いのか、ということは、まだ余り完璧には、分かってないみたいなんだ」

麻友「だから、のんびり屋のカメさんだけど、太郎さんが、勉強する価値があると」

結弦「お父さん、こんなこと、考えながら、勉強してるんだ」

若菜「物理学で、一番、弱いところは、どこですか?」

私「それは、多分、万有引力定数の、{G=6.674~30・・・ \times 10^{-11}\mathrm{N~m^2~ kg^{-2}}} だと思う。これを、小数点以下9桁とか、決定できたら、『物理学は、相当進歩した』と、言えるだろうと思う」

麻友「毎年、理科年表が出たら、万有引力定数を、調べると、良いのね?」

私「それより、近いうちに、物理学の定数の、有効数字の桁数が、9桁から、18桁くらいに、なるはずだ。数学の定数に、なるかも知れない」

若菜「色々、語ってもらいました。今日は、もう22時37分なので、終わりにしましょう。おやすみなさい」

結弦「おやすみなさい」

麻友「おやすみ」

私「おやすみ」

 現在2022年12月12日22時38分である。おしまい。